歯科講座



歯科基礎知識・歯牙喪失

 歯を失うと言う事

歯は、食物を噛み切り、砕き、嚥下や消化を助け、全身の健康を維持する大切な役割りを担うものです。その他にも、審美的問題や発音の問題等、たった一本の歯でもあなたの健康に大きく関わってきます。何らかの要因で歯牙を喪失した後に適切な処置(さし歯や義歯の装着)を施さないと、以下に挙げるような様々な障害を生じる事になります。
  • 【咀嚼障害、咬合(噛み合わせ)の異常】
    歯が抜けたまま放っておくと、食べ物を良く噛む事ができず、軟らかい物や小さい物など食べられる物が限られてきます。その為に、食欲もなくなり健康を害する事となります。

  • 【審美的問題】
    歯が抜けた状態ですと、口元に張りがなくなり老け顔となってしまいます。

  • 【発音障害】
    前歯は審美的な問題に加え、発音にも大きく影響します。

  • 【残っている組織を守る】
    歯は上下左右がそろっている事により、きちんと噛み合い機能するものです。一本でも欠けた状態ですと、残存歯に負担がかかり、健康な歯までダメにしてしまいます。残っている組織を守るという事が一番重要な事なのです。

  • 【顎関節の異常を引き起こす】
    そして何よりも怖いのが、歯がない為に隣の歯が傾いてきたり、かみ合っていた相手の歯が伸びてきたりします。その結果、全体の噛み合せが狂い顎関節の異常を引き起こす原因となります。

歯牙喪失後、放置期間が長ければ長い程、機能回復も難易度を増し治療期間も長くなる事になります。歯牙喪失後、直ちに機能・口腔内の状態を充分考慮し、患者さんに合わせたさし歯や義歯を装着する事が、より生体に調和した咬合・咀嚼機能の回復・保持につながります。



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