ソケットリフトとは |
上顎臼歯部の上部には上顎洞があります。インプラントを植立しようとした時、人により上顎洞底線が下方まで伸びている為に、インプラント体埋入に必要な量の骨が確保できない場合があります。ソケットリフトとは、そのような問題を解決する為の骨増成法の一つです。
ソケットリフトは、上顎洞の空洞が 3〜7mmの場合に施術します。
サイナスリフトは、1〜3mmの場合に対して施術します。
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ソケットリフトの治療ステップ |
- インプラント埋入予定部位の歯槽骨を、1ミリの厚みを残すようにドリルで穴を開けます。
- 棒形体の器具を槌形体器具で叩き、上顎洞粘膜を持ち上げます。
- 人工骨などの充填剤を入れ、インプラント体を植立する為の骨の厚みを確保します。
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ソケットリフトの特徴 |
ソケットリフト法は、サイナスリフト法よりも外科的侵襲が少なく済み、処置が簡便で、短時間で済みます。
しかし、骨増成をできる量がサイナスリフトよりも限られている為、応用範囲が限られてしまいます。 |
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